はい、どうもこんばんは。
 今夜も始まりました、「パチュリーのむきゅっと解決☆お悩み相談ラジオ」。
 今回も、貴方達の悩みを私がむきゅっと解決してあげる。
 じゃあ、早速始めるわ。最初のお便り。
 P.N「一人百鬼夜行」さんから。お便りありがとう。
『パチュリーさん、こんばんわ』
 はい、こんばんは。
『私は闇を操る程度の能力を持つ妖怪なのですが、この能力の使い所が分かりません。バリアのように闇を張るだけだからです。何か良い使い方はありませんか?』
 自分の能力を活かせないのね……。
 よくある事ね、そういうの。
 でも、一人百鬼夜行さんの能力は使い勝手が良さそうだけど?
 例えば。砲丸投げの砲丸になれるわ。楽しいわよー、きっと。
 他にも! ヒモの先端に火でも点けて、それを闇からちょろっと出すと爆弾になれるわ。これは楽しいわ!
 羨ましいわね。はい、解決。

 次のお便りよ。P.N「さざんはあたい!」さんから。九九の事かしらね。
『あたいったらさいきょーね!』
 はいはい、強い強い。
『パッチェにそーだんするよ!』
 馴れ馴れしいわね。いや、別に良いんだけどね。
『どーやったらもっとさいきょーになれるの!?』
 ……今も最強みたいな物言いなのはまぁスルー。
 本題。強くなりたいって事だけど……。
 幻想郷の人を思い浮かべてみなさい。
 例えば、八雲紫。妖怪の中の妖怪、なんて言われているわね。実力も相当な物。
 そして私は気付いたの。彼女、巨乳なのよ!
 でも、それだけだと矛盾が出来るわね。
 なぜなら、吸血鬼でとっても強い、レミリア・スカーレットは巨乳では無いのよ。ぺったんこな胸よ……。
 そこで、私は一つの結論を見出した!
 この幻想郷は、巨乳と貧乳が強いのよ!
 紅霧とかの事件を解決したのは紅白や白黒。そう、貧乳。
 咲夜? 偽乳じゃないの。ぎ・にゅ・う。
 発育途中の中途半端な胸ではダメよ!
 だから、「さざんはあたい!」さんも中途半端な胸ではダメ。巨乳か貧乳になりなさい。
 はい、解決!

 次は……。P.N「紅い門番」さんから。ありがとね。
『パチュリーさん、こんばんは』
 はい、こんばんは。
『私はある洋館で門番をしているのですが、最近私の存在意義が薄くなってきているような気がします。お嬢様にもそう言われてしまい、ちょっとショックを受けています。何か、私は必要だとアピールする方法はありませんか?』
 なるほど……。自分の存在意義、ね。
 まぁ、私も普段は読書とかばかりしていて、この洋館に必要ないかも? って思ってしまう時があったのよ。
 でも、そうして悩んでいた私にレミ――、いや、私の大切な友達が「貴方は好きなようにやれば良いわ。これは貴方の人生だから」って言ってくれたの。
 素直に嬉しかったわ。人に認めてもらうって事は。
 貴方も主を信頼して、認めているから門番をしているんじゃないの?
 だったら、主をもっと信用すると良いわ。存在意義が無いなんてのは冗談よ、きっと。
 私が保証するわ。はい、解決。

 続いて。P.N「永遠に名の無き小悪魔」さんから。何だか切ないペンネームね。
『パチュリーさん、こんばんは』
 こんばんは。
『私は図書館の司書をしているのですが、本の運び過ぎのせいか、体が痛いと感じるようになってしまいました』
 なるほど、それは辛いわね。
『そこで、ご主人様からお暇を頂こうと思っています。ですが、体が痛いからという理由で休ませてもらえるとは思えません。何か解決策はありませんか?』
 なるほど。目上の人に休みをもらえないかと頼むのは確かに難しいわ。
 こういう時は、同情を誘うのが良いんじゃないかしら。
 そうね……。例えば。
 積み上げていた本をわざと床にぶちまけて、あまーい声で「ひゃあん」とか言っちゃえばご主人様はノックアウトよ!
 そして追い討ちに、「体が痛いですぅ……」って人差し指くわえて愛らしく言えば完璧よ。
 男だろうが、女だろうが、そんなの関係ない!
 完全にオトせるわ。これでロングバケーションを楽しみなさい。
 はい、解決。

 次のお便りは……。P.N「PADと呼ばないで」さんから。お便りありがとね。
『パチュリーさん、こんばんは』
 はい、こんばんは。
『早速相談なのですが、私はいつも周りの人にPADと呼ばれていて悩んでいます。この誤解を解く為にはどうすれば良いでしょうか?』
 なるほど、身体的なお悩みね。
 胸の大きさとか、女の子は気にするわよね。
 でも、PADじゃないならPADと呼ばれるのは不自然だわ。理由が掴めない。
 そんな根も葉も無い噂を流している黒幕が居るって事? それとも、本当にPADなのか……。
 まぁ、ウチのメイド長みたくゲーム毎に胸の大きさを変えたりでもしてなければそんな呼ばれ方はしないわ。
 結論、貴方はPADね。はい、解決。

 次のお便りよ。P.N「カリスマブレイク」さんから。お便りありがとう。
『パチェさんこんばんは』
 はいはい、こんばんは。
『私はある洋館のお嬢様なのですが、最近カリスマ性が失われているような気がします。皆の憧れでありたいのですが、何か良い方法はありませんか?』
 うーん、これも中々切実ね。
 憧れ、というか人に認められたいというのは誰でもある事だと思うわ。
 でも、実際認めてもらうのは難しいわ。
 ずっと努力を続けられないと更にね。
 さっきのP.N「PADと呼ばないでさん」みたいになるわ。
 人に認めてもらいたいなら、努力が必要よ。
 はい、かいけ……。ん? アレ? まだ何か書いてる?
『パチェさんは巨乳派ですか、貧乳派ですか?』
 ……随分とストレートな質問が一緒に書いてあるわね。
 まぁ良いわ、答えてあげる。
 私はどちらでも無いわ。胸ってあっても無くても人に幸せにしてくれるものだと思ってるから。はい、今度こそ解決。

 次が最後になりそうね。P.N「レーヴァナナテイン」さんから。どうもありがとう。
『こんばんはパッチェ!』
 こ、こんばんは。元気そうね。
『私、地下に幽閉されているの!』
 これはSOSサインなの?
『情緒不安定だからねっ!』
 嬉しそうに書いてるあたり、そうみたいね。
『そこで質問です!』
 どこでよ。今までの流れに質問出来るような箇所があったかしら? ていうかここ相談室なんだけど。
『お外に出たいの! どうすれば良いかな!?』
 は、はぁ。とりあえずまともな相談で良かったわ。
 そうね、つまり体の調子が悪いけど、お外に出たいって事ね。
 気持ちは分かるんだけど……。無理をするのは感心しないわ。
 治す物はちゃんと治してから、お外に行くと良いわ。
 私も喘息が治ったら、外の景色を見てみたいわ……。
 本棚だけなの、この目に焼き付いているのは。
 とにかく、「レーヴァナナテイン」さんは無茶しないでね。
 はい、解決。

 送られてきたお便りはまだまだたくさんあるけれど……。
 ごめんね、そろそろ時間なの。
 今回はここまでよ。来週はもっともっと皆の悩みを解決したいわね。
 それじゃあね。See you next week!

【あとがき】
サクサク書けた小説です。
個人的には結構好きだったんですが、受けはあまりよろしくない様子。
うーむ……。
まぁ、喘息の件とか私の偏見等が入っているせいでしょうね。
それだけじゃないでしょうが……。

もっと、もっと精進しないとダメですね。

あと、私はこの作品を最後にPADネタは使わない事にしました。
これを使うと悲しむ人が居ると学んだのですよ……。
人様から受けたアドバイスは、次に活かすのが私のモットー(ぇ
なので、あえて改稿せずに出しました。

さーて、クリスマスの小説も書かないと……。うふふ(ぉぃ


戻る