「おろ? 亀だ」
たまには歩いてみるか、と空からではなく、博麗神社へと続く石段を上っていると上から何故かデカイ亀が降りてきていた。
「なんだあの亀……。デカイぞ」
一段、二段と降りてくる緑色の甲羅を持った亀。
近づけば近づくほどにその大きさを感じられる。
「よっと」
試しに隣に並んでみる。やっぱりデカイ。
見れば、私の膝くらいまでの高さがあり、甲羅の長さは石段一段分の長さぴったりくらいだった。
えっと、この石段は大体九十センチくらい。冷静に考えれば、めちゃくちゃデカイじゃないか。
「……なら、やる事は一つ」
そう呟いた私は石段を少し降りて、亀がやってくるのを待つ。
一段、二段と亀が降りてくる。やがて、ついに私の居る段の一段上にまで到達。
そして、私の段に侵入してきたところで――
「イイイイイイヤッホウウウウウウ!」
私は思い切りその場でジャンプする。
「100 200 400 800 1000 2000 4000 8000 1UP! 1UP! 1UP! 1UP! 1UP! 1UP! 1UP!」
亀は甲羅にすぼまり、石段の壁にぶつかっては私の足で止まり、また滑り出して石段の壁にぶつかっては私の足で止まる――という動きを繰り返している。
そして私の残機はみるみる内に99機に――
「何してんの? あんた」
「なれると思ってたんだよ畜生!」
どうやらこの亀は霊夢が最近飼いだした亀だったらしい。
飼い亀をいじめた私は浦島太郎よろしく霊夢に懲らしめられた。
痛いぜ……。
==あとがき==
買Aホかお前はッ!(ぅゎ
はい、ひっじょーにしょうもなかったです。
スミマセンスミマセンスミマセン(ぉぃ
ただ、意外と好評だったんです、某所で。
だから魔が差してここにもうpして(ry
ふむ、旧作を知らない人は多いでしょう。
私もそうです。
忘れていたのです……。玄爺の存在を!(ぁ
神主によれば、玄爺は今でも博麗神社の池でひっそりと暮らしているそうな。
知らんかった!(黙
それでは。
こんな作品でも、感想あれば嬉しいです。
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