「マスタースパークッ!」
豪快な爆破音と共に、魔理沙がやってきた。
「おーい、パチュリーッ!」
「何? 扉を壊さないでくれる?」
「いつもいつも、本を貸してくれるからさ。今日は私のお薦め持ってきたぜー」
「……ありがとう」
珍しいわね。いつもいつも、「借りてくぜー」って勝手に私の本を持って行っちゃうくせに。
魔理沙は私に本を投げて渡した。危ないわね。
「外の世界の推理小説か……」
――誰だ。こんな残虐な犯罪を犯した奴は。今に見てろよ。俺が、絶対に本田さんの無念を晴らしてやる。
なるほど、結構面白そう。割と分厚いし、早く返さないと気味が悪いから、深夜まで食い込んででも読んでみよう。――アレ? なにこれ。上の方にメモが書かれて……。
※犯人は居ない。実は本田さんは自殺したんだぜ☆
「……」
「どうしたぁ? パチュリー」
「素敵な本を、ありがとう」
「だったら何で攻撃してく……、いったい! ロイヤルフレアとか撃つな! 書庫が壊れるって! ああああ……」
END
「面白い!」「ここはこうすれば?」「うん……まぁいいだろ」とか何でも構いません。
お暇でしたら是非感想を!
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